ペアリング研究部 季節のひと皿と一杯:秋、香りを重ねて 秋は香りが主役。炙った秋刀魚の梅煮に、麦焼酎のソーダ割りを合わせると、清々しい香りが脂の旨みを軽やかに持ち上げます。 きのこのお浸しには、白麹の芋焼酎を前割りのぬる燗で。丸みのある甘さが出汁の余韻と心地よく重なり、箸が自然と進みます。 季節は巡っても、同じ出会いは二度とないから。今夜の“ちょうどいい”組み合わせを見つける時間こそ、天文館で楽しむ一期一会。