同じお酒でも、器が変われば表情が変わります。口縁の薄い盃は香りを繊細に、丸みのある猪口は味わいをふくよかに。

全国を歩いて出会った陶芸家の器から、その日の気分でお選びください。たとえば日本酒は温度を三段で(ぬる・上・熱)試すのも一案。焼酎はロック、ソーダ、前割り燗まで幅広く。手のひらが覚える一杯こそ、あなただけの一期一会。天文館の夜に、もう少しだけ余白を。